[上海 27日 ロイター] - 英金融大手HSBC (L:HSBA) (HK:0005)の幹部は27日、中国は規制を緩和し、外資系金融機関による免許取得や預金集めを容易にすべきだと主張した。
アジア太平洋部門のピーター・ウォン副会長兼最高経営責任者(CEO)が上海で開かれた金融サミットで見解を示した。
ウォン氏は、中国ではシステミックリスクを抑制するため、企業統治と投資家保護の改善が必要だと指摘。「中国でリーマン危機のようなことが起きてほしくない」と述べた。
中国政府が先物・証券・投資信託業務の外資出資規制を2020年に廃止すると発表したことについては、非常に重要な動きだと指摘。
ただ他の規制も緩和する必要があるとし、HSBCが新たな都市や省に容易に保険事業を拡大できる環境を整えてほしいと訴えた。
また、規制が厳しいため、外資系銀行が中国で預金を集めるのも「非常に難しい」とし、中国側に何らかの解決策を求めた。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191028T071752+0000