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カッパ・クリエイト---かっぱ寿司、回転レーンなくすフルオーダー店舗改装などで食品ロス削減、増収増益見込む

発行済 2019-10-30 15:34
更新済 2019-10-30 15:41
© Reuters.  カッパ・クリエイト---かっぱ寿司、回転レーンなくすフルオーダー店舗改装などで食品ロス削減、増収増益見込む
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回転寿司チェーン「かっぱ寿司」を展開するカッパ・クリエイト (T:7421)が2020年3月期、大幅増益を見込んでいる。

会社設立は1983年。

1994年に店頭公開し、現在東証1部上場の業界一の老舗だ。

2014年12月より、コロワイド (T:7616)のグループ傘下に入る。

2019年10月現在の店舗数は325店舗。

かつては業界1位を誇った同社だが、近年、「スシロー」や「くら寿司」などの追撃を許し、回転寿司チェーンの競争が加速する中で業界4位に転落。

2017年3月期には純損失58.07億円となったが、翌2018年3月期に黒字転換。

同社独自の施策推進により、2020年3月期の通期予想では、売上高783.85億円(前期比2.9%増)、営業利益14.09億円(同2.2倍)、経常利益15.00億円(同97.4%増)、純利益7.4億円(同5.2倍)と、大幅な増益を見込んでいる。

同社が推進する独自の施策は、「回転レーンをなくしたフルオーダー店舗」「1皿1貫50円」「食べ放題の拡大」の3本柱だ。

■回転レーンをなくしたフルオーダー店舗2年前より、店舗の回転レーンをなくし、すべて注文をもらってから商品を製造する“フルオーダー店舗”への改装を進めている。

回転レーンに流す寿司は一定時間で廃棄するため、廃棄ロスが大きくなる。

これをなくすことで、粗利率の改善に成功。

また、すべての寿司を作りたてで提供できるため鮮度が上がり、顧客満足へと繋がっている。

さらに、業界一の老舗のため、古い店舗の老朽化対策のタイミングとも重なり、改装は効率的に進んでいる。

改装後の店舗は10~15%売上が伸びているという。

売上への貢献が大きいフルオーダー店舗への改装は、今後さらに加速。

前年度末には全体の10%である33店舗だったフルオーダー店舗は、今期末には全体の18%となる58店舗に、さらに、2022年3月期までには、全体の49%となる158店舗へと拡大する計画だ。

また、当面は新店のオープンよりも、フルオーダー店舗への改装を含めた既存店の強化を優先する考えだ。

■1皿1貫50円回転寿司といえば従来は2貫1皿だが、フルオーダー店舗では、1貫1皿50円からの提供を実施。

「試してみたいけど、2貫では多いから」と注文に至らなかったネタも気軽に注文できるようになり、「いろいろなお寿司を食べられる」と好評だという。

■食べ放題の拡大昨年度、一部店舗で実施し好評だったランチ・ディナータイムの食べ放題を、2019年6月より、全店舗に拡大。

これにより、顧客層はファミリー、シニア層に加え、他社に比べ少なかった若い世代の取り込みが見込めるという。

これら独自の施策が寄与し、足元の第1四半期(4-6月)は、粗利率が前年同期比1.3p増の52.3%に、売上営業利益率は前年同期比1.1p増の1.6%に改善した。

また、連結経常利益は前年同期比2.5倍の4.1億円に急拡大し、通期予想15.00億円に対する進捗率は27.3%となっている。

4月-9月の既存店売上は、7月以外は前年同月比プラスで推移しており、更に4月-9月に改装した店舗の売上アップが10月以降は大きく寄与する為、通期予想の達成には自信を持っているようだ。

また、2018年の1Q後に不採算の17店舗を閉店しており、店舗数は減少するものの赤字額の減少で利益はプラスに働く見通しである。

さらに、「有名店の味を身近なかっぱ寿司で」というコンセプトのもと展開中の「かっぱ寿司本格ラーメンシリーズ」などの他社とのコラボ展開など、サイドメニューやデザートの商品力強化にも注力している。

また、軽減税率による需要拡大を見込み、テイクアウトモバイルオーダーによる販売の強化。

少人化によるオペレーション改善も徹底していく考えだ。

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