CAC Holdings (T:4725)は8日、2019年12月期第3四半期(19年1-9月)の連結決算を発表した。
売上高が前年同期比1.2%増の378.27億円、営業利益が同17.9%増の10.39億円、経常利益が同19.1%増の9.66億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同744.6%増の39.54億円となった。
売上高は、国内IT事業にて既存顧客のIT需要が旺盛であった一方、CRO事業での大型案件の終了や案件縮小等により前年同期比1.2%の増収となった。
利益は、M&A関連費用の発生があったものの増収等により増益となった。
国内IT事業の売上高は前年同期比9.3%増の237.12億円、セグメント利益は同131.9%増の12.46億円となった。
信託銀行向けや医薬向け等が伸長した。
海外IT事業の売上高は同5.6%増の78.72億円、セグメント損失は0.32億円(前年同期は2.26億円の損失)となった。
売上高は前年同期並みに推移し、セグメント利益は2019年9月24日に発表したMitrais Pte. Ltd. 株式の取得にあたり関連費用が発生したものの、インド子会社を中心に行っている収益確保に向けた事業構造改革によって販売管理費が減少した。
CROの売上高は同24.3%減の62.42億円、セグメント損失は1.74億円(同5.70億円の利益)となった。
大型案件の終了や案件縮小等があった。
2019年12月期通期については、売上高が前期比3.2%増の515.00億円、営業利益が同5.1%増の15.00億円、経常利益が同2.3%増の14.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.8%増の17.00億円と連結業績予想を修正した。