■日本電技 (T:1723)の株主還元策株主への利益配分については、業績に多大な影響を及ぼす事象や新規設備投資計画がない限り、配当性向を一定に保ち、利益の伸長に見合った配当を通じて、株主への利益還元を行う方針である。
これにより、2019年3月期の1株当たり配当金は84円となるところ、2019年9月26日に創立60周年を迎えたことを記念した記念配当10円を加えて94円(配当性向33.7%)となった。
特殊事情がなくなる2020年3月期の予想1株当たり配当金は、配当性向が基準の30%へ戻ることで期初においては85円への減配が予想されていた。
しかし、2020年3月期第2四半期において業績が上方修正されたため、予想1株配当金も上方修正され102円への増配となっている。
■情報セキュリティ同社は、個人情報保護の社会的重要性を強く認識し、プライバシーポリシーを制定し、「個人情報の保護に関する法律」その他関係法令、ガイドライン等を遵守するなど、個人情報の適切な取扱い及び管理に取り組んでいる。
顧客が事業会社であるため、消費財メーカーや小売サービス業に比べるとリスクは小さいと考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)