[東京 20日 ロイター] -
前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比59円92銭安の2万3804円93銭となり、続落した。前日の米国株が上昇した流れを引き継いで買い優勢で始まったものの、追加の材料が出ず、買い一巡後はマイナス圏に沈んだ。週末や年末を前に手控えムードも出やすく、利益確定売りに上値を抑えられた。
個別ではファナック (T:6954)が売られた一方、半導体関連の一角がしっかり。アドバンテスト (T:6857)は年初来高値を更新した。「米マイクロン・テクノロジー (O:MU)の四半期売上高が市場予想を上回ったことで、メモリー市況の回復期待が出ている。一方、今まで上昇したシクリカル系のFA関連などはやや売られている」(アイザワ証券のアナリスト、阿部哲太郎氏)との声が出ていた。
TOPIXは0.32%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は9022億円だった。業種別では鉱業、パルプ・紙、海運などが値上がり。半面、その他製品、電気機器、輸送用機器は値下がりした。
東証1部の騰落数は、値上がりが980銘柄に対し、値下がりが1039銘柄、変わらずが138銘柄だった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191220T032519+0000