[ミラノ 8日 ロイター] - イタリアの債権回収最大手ドゥバリュー (MI:DOVA)に対するソフトバンクグループ (T:9984)の株式保有比率が、43.9%から26.9%に低下した。同行の浮動株が増加し、9.4%をヘッジファンドのEJFインベストメンツが握った。イタリアの監督当局が7日、明らかにした。
最大の株主であるソフトバンクグループは、伊投資会社ユーロキャッスルを通じて、ドゥバリューの株式を一部保有している。
今回の出資比率の変更は、EJFがユーロキャッスル・インベストメントに対して、投資で利益を確保するよう要請し、ユーロキャッスルがドゥバリューの保有株式を直接ユーロキャッスルの株主に分配したことが要因。
ドゥバリューは買収を通じて国際的に存在感を高めており、昨年12月にはギリシャのユーロバンクの融資回収部門の過半数株式を取得した。
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