[東京 20日 ロイター] - 前田建設工業 (T:1824)の前田操治社長は20日、前田道路 (T:1883)に対する株式公開買い付け(TOB)について会見し、現時点では前田道路からの賛同は得られていないものの、「今後、経営陣に意義とシナジーを説明し、賛同してもらえるように努める」と述べた。
前田道路とは、昨年5月ごろから、事業シナジーやガバナンスの在り方について話をしてきた。さらには、昨年11―12月ごろに株式の過半数取得が必要という提案を行ったという。
ただ、前田建設が持つ環境変化への危機感などを共有できず、「事業戦略の考え方に相違があったほか、時間的な危機感にも温度差があった」と説明した。
(清水律子) OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200120T070708+0000