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エスプール Research Memo(5):財務基盤の強化が進み、収益性が大きく向上

発行済 2020-02-12 15:05
更新済 2020-02-12 15:21
© Reuters.  エスプール Research Memo(5):財務基盤の強化が進み、収益性が大きく向上
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■エスプール (T:2471)の業績動向3. 財務状況と経営指標2019年11月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比2,905百万円増加の8,659百万円となった。

主な増減要因を見ると、流動資産では人材ソリューション事業を中心とした売上の拡大に伴い、受取手形及び売掛金が534百万円増加したほか、借入金の増加に伴い現金及び預金が1,031百万円増加した。

固定資産では農園の新規開設や増強投資により、有形固定資産が1,103百万円増加した。

負債合計は前期末比1,902百万円増加の5,623百万円となった。

主な増減要因を見ると、新規農園の設備投資資金等を目的に有利子負債が888百万円増加したほか、未払給与を中心とした未払費用が194百万円、未払金が141百万円、未払法人税等が153百万円、未払消費税等が82百万円それぞれ増加した。

純資産は前期末比1,003百万円増加の3,035百万円となった。

配当金支出78百万円があったが、親会社株主に帰属する当期純利益1,082百万円の計上により利益剰余金が増加した。

経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は前期末の35.2%から35.1%と横ばい水準となった一方で、有利子負債比率は同59.4%から68.9%に上昇した。

ただ、ネットキャッシュ(現金及び預金‐有利子負債)で見れば、若干のプラスとなっており、有利子負債比率の水準も高くはないため、財務内容は健全にあると判断される。

また、収益性について見れば、ROAが前期比2.9ポイント上昇の22.6%、ROEが同7.2ポイント上昇の42.8%、売上高営業利益率が同2.6ポイント上昇の9.2%といずれも向上しており、障がい者雇用支援サービスの成長とともに収益性も向上してきたことがうかがえる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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