(ブルームバーグ): 米デル・テクノロジーズ (NYSE:DELL)の株価は27日の時間外取引で下落。世界経済を巡る懸念が続く中、同社は2019年11月ー20年1月(第4四半期)にデータセンター向けハードウェアの需要が減少したことを明らかにした。
この日の同社発表によると、11ー1月期の売上高は1%増の240億ドル(約2兆6300億円)。アナリストの予想平均は239億ドルだった。一部項目を除く1株利益は2ドルと、ブルームバーグ集計の市場予想と一致した。
データセンターに機器を提供するインフラ・ソリューションズ部門の売上高は11%減の88億ドル。記憶装置ハードウエアの売上高は3%減り、サーバーとネットワーク機器は19%の減収。大企業顧客の情報技術(IT)支出が減速していることが浮き彫りになった。
デル株はニューヨーク市場取引終了後の時間外取引で一時約3%下落。通常取引終値は43.56ドルだった。ここ12カ月では23%下落している。
パーソナル・コンピューター(PC)部門の売上高は8%増の118億ドルだった。
原題:Dell Shares Slump on Weaker Demand for Data-Center Hardware (1)(抜粋)
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