[12日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェース (N:JPM)とゴールドマン・サックス (N:GS)は12日、新型コロナウイルス対策を強化し、これまで任意としてきた在宅勤務を義務付ける方針を示した。
両社とも、社員を2つのグループに分け、1週間ずつ交代で在宅勤務とオフィス勤務とする。
JPモルガンはニューヨーク都市圏の大半社員が対象となるが、支店勤務の社員やトレーダーは含まれない。月末まで実施する。ゴールドマンについては北米と欧州の大半の社員が対象となる。
関係筋によると、英バークレイズ (L:BARC)やクレディ・スイス・グループ (S:CSGN)も前日、投資銀行部門の社員に同様の措置を取るよう指示している。
シティグループ (N:C)も11日から、北米で同様の措置を実施しているという。
ブルームバーグはこの日、ニューヨーク市マンハッタンにあるカナダロイヤル銀行(RBC)の社員が新型コロナに感染したことが確認されたと報じた。
バークレイズや資産運用大手ブラックロック (N:BLK)でもニューヨークで社員の感染が確認されており、金融各社は感染拡大防止に向けた措置を強化している。