[ミラノ 6日 ロイター] - イタリアの銀行最大手ウニクレディト (MI:CRDI)が6日に発表した第1・四半期決算は、27億ユーロ(約29億ドル)の赤字を計上した。COVID─19(新型コロナウイルス感染症)流行の影響を踏まえ、融資の減損処理を行ったことが響いた。
同行がまとめたアナリスト予想の平均は、赤字額が15億3000万ユーロ、収入が44億8000万ユーロ。
発表によると、第1・四半期の収入は43億8000万ユーロで、前年同期比8%減少した。手数料収入は増加したものの、市場が不安定な中でトレーディング収入が急減した。
第1・四半期はネットベースで融資の評価損12億6000万ユーロを計上。
また、4月に労組と合意した5200人の自主退職に向け、13億ユーロの費用を計上した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200506T072758+0000