[上海 12日 ロイター] - 中国の政府系シンクタンク、中国情報通信研究院が12日公表したデータによると、国内工場から4月に販売業者に出荷されたスマートフォンは前年同期比で17%増加した。
アップル (O:AAPL)や華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]などスマートフォンメーカーの中国販売が回復している可能性がある。
4月の出荷台数は4080万台。前年同月は3480万台だった。
今回の統計では過去数年と異なり、アンドロイド端末の比率は示されなかった。同比率はこれまで、アップルの中国での月間販売動向を知る手掛かりとなっていた。
カナリス、IDC、カウンターポイント・リサーチなど民間調査会社の分析によると、アップルの中国での第1・四半期の出荷は1桁台前半の落ち込みとなった。
民間調査会社によると、ファーウェイの第1・四半期の出荷はほぼ横ばい。アンドロイド端末メーカーのOppo、Vivo、シャオミ(小米集団) (HK:1810)は、新型コロナウイルス流行の影響で出荷が2桁の落ち込みを記録した。
アップルなどのスマートフォンメーカーは地域別の出荷台数を公表していない。