ナック (T:9788)は14日、2020年3月期通期業績予想及び1株あたり配当予想を修正したと発表。
2020年3月期通期連結業績予想数値は、売上高は前回発表予想比0.3％増の882.22億円、営業利益は同17.7％増の21.18億円、経常利益は同23.4％増の20.98億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同4.0倍の5.14億円、1株当たり当期純利益は22円94銭。
2020年3月期通期個別業績予想数値は、売上高は前回発表予想比0.1％減の315.83億円、計上利益は同13.1％増の31.66億円、当期純利益は同2.3倍の16.92億円、1株当たり当期純利益は75円54銭。
連結業績は、新型コロナウイルス感染症の影響を保守的に見積もっていた一方、クリクラ事業とレンタル事業において、自社で製造している次亜塩素酸除菌水の売上高が増加したことなどに加え、在庫や引当金の計上方針を変更したことにより営業利益及び経常利益が前回発表予想を上回る見通しとなった。
個別業績は、経常利益の3.66億円増加に加えて、前回業績修正時に関係会社株式評価損等13.9億円の計上を見込んでいたが、この計上に対応して引当金の戻入などにより特別損益が2.8億円改善し、税効果の適用により法人税等調整額を3.4億円計上したことによる。
配当予想については、親会社株主に帰属する当期純利益が前回発表を上回る見込みとなったため、期末配当を13円に修正した。
中間配当と合計した年間配当は22円となる。