[ロンドン 9日 ロイター] - 英旅行業界団体は9日、英国と一部の国の間で29日から制限のない自由な渡航が認められるとの認識を示した。複数の政府高官が実現を約束したという。
英政府は航空業界が猛反発する中、8日から入国者に対し14日間の自主隔離を義務付けた。
業界団体のクウォシュクァランティン(Quash Quarantine)は声明で、新型コロナウイルス感染率が低い一部の国との間で、隔離のない自由な渡航を6月中に認めると非公式に伝えられたと明らかにした。これまでに閣僚も検討していることを明らかにしているが正式な発表はない。
政府の自主隔離政策を巡ってはブリティッシュ・エアウェイズ(BA)がライアンエアー (I:RYA)、イージージェット (L:EZJ)と法的措置の準備を進めている。
同団体のスポークスマンはBAの訴訟に加わるか独自に法的措置を取るかを含め選択肢を検討しているが、29日の無制限渡航の解禁が少しでも早く確認されることが望ましいと述べた。