[東京 7日 ロイター] - 日本郵政 (T:6178)グループが7日発表した2020年4―6月期決算によると、ゆうちょ銀行 (T:7182)の国債保有残高は6月末時点で53兆5791億円となり、運用資産に占める割合は24.8%と過去最低の水準だった。低金利に伴う国債離れが続いている。
ゆうちょ銀の運用資産額215兆6082億円のうち、国債での運用は4分の1以下にとどまった。
一方、かんぽ生命の国債保有額は36兆9066億円となり、20年3月末から1759億円増加した。運用資産に占める割合は52.1%。
郵政グループの運用状況のうち、ゆうちょ銀は法人向けローン証券化商品(CLO)への投資を増やした。6月末の取得原価は1兆8417億円で、評価損は713億円。20年3月末の取得原価は1兆7674億円で、評価損は1219億円だった。
(新田裕貴)