コスモスイニシア (T:8844)は7日、2021年3月期第1四半期(20年4-6月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比29.2%減の152.63億円、営業損失が4.25億円(前年同期は23.36億円の利益)、経常損失が5.81億円(同22.78億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が4.92億円(同19.16億円の利益)となった。
レジデンシャル事業の売上高は前年同期比43.8%減の19.22億円、セグメント損失は8.26億円(前年同期は4.76億円の損失)となった。
新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)の影響による営業活動自粛の実施等により、新築マンションと新築一戸建、リノベーションマンションの引渡数が減少した。
ソリューション事業の売上高は前年同期比9.0%減の105.49億円、セグメント利益は同38.3%減の14.38億円となった。
投資用不動産等と不動産仲介その他において減収となった。
宿泊事業の売上高は前年同期比97.8%減の0.74億円、セグメント損失は7.50億円(前年同期は8.02億円の利益)となった。
前年同期において開発物件の販売があったことと、コロナによる一部施設の休業の実施等の影響があった。
工事事業の売上高は前年同期比14.5%減の27.95億円、セグメント利益は同16.9%増の1.30億円となった。
コロナの影響によりオフィス工事の受注が減少した一方で、販売費と一般管理費も減少し、売上総利益率は改善した。
2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.0%減の1,050.00億円、営業利益が同100.0%減の0.00億円、経常損失が8.00億円、親会社株主に帰属する当期純損失が8.00億円とする期初計画を据え置いている。