[東京 21日 ロイター] - 日本ペイントホールディングス(HD) (T:4612)は21日、シンガポールの塗料大手、ウットラムグループが同社を買収する方針を固めたと報じられたことに関し、現段階ではコメントできないが発表資料を準備していると明らかにした。
日経新聞電子版は21日、ウットラムグループが、日本ペイントHDを買収する方針を固めたと報じた。日本ペイントが実施する第三者割当増資をウットラムが引き受け、出資比率を現在の39%から6割弱に引き上げる。取得総額は1.3兆円程度という。
日経によると、21日午後にも発表する見通し。日本ペイントは調達した資金で、アジア事業でのウットラムとの複数の合弁会社の出資比率を現在の約5割から100%に引き上げる。
2021年1月の買収完了を目指し、ウットラムは買収後も日ペイントHDの上場を維持する方針という。