[27日 ロイター] - 米宝飾品大手ティファニー (N:TIF)が27日発表した第2・四半期決算(7月31日まで)は、利益が予想を上回った。中国やオンラインでの需要が回復しているという。
ボリオーロCEOは声明で、「中国本土や世界的なeコマース(電子商取引)での販売増加が第2・四半期に加速し、収益性の回復を後押しした」と指摘。この勢いは足元でも続き、8月の世界全体の売上高は現時点で前年同月をやや上回っているという。
CFRAのアナリスト、カミラ・ヤヌシェフスキー氏は「第2・四半期決算を見る限り、ティファニーは中国の高級品に対する需要回復の恩恵を受けやすい状況にある。渡航規制に伴う内需への代替効果が見られ、米国を上回るV字回復になるだろう」と述べた。
一時項目を除く1株利益は0.32ドル。リフィニティブのアナリスト予想平均の0.19ドルを上回った。
純利益は3190万ドルと、前年同期の1億3630万ドルから減少した。
世界の売上高は29%減の7億4710万ドル。予想は7億7200万ドルだった。
株価は序盤の取引で1.7%高。