(T:6723) ルネサス 785 +55大幅反発。
みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も600円から1000円に引き上げている。
自動車向けビジネスが回復傾向となっており、サイクルは底打ちしたと判断しているもよう。
産業/インフラ/IoTの需要も堅調として、業績予想を上方修正している。
マネジメントによって、コストや工場稼働率のコントロールが柔軟に素早く行われるようになったこともポジティブと評価。
(T:8848) レオパレス21 165 -11大幅続落。
9月11日に予定していた4-6月期の決算発表を再延期すると発表している。
9月末までには発表の予定としている。
決算業務関連で退職者が想定を超えたため、集計作業に時間がかかっているようだ。
同時に8月の月次データも発表している。
賃貸物件の入居率は78.18%と5カ月連続での低下、過去最低の水準となっている。
先行き不透明感が引き続き意識されているようだ。
(T:4369) トリケミカル 11230 +730急反発。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げ、目標株価も12000円から12500円に引き上げている。
半導体製造用特殊ガスの需要好調による業績予想引き上げ、並びに株価の下落を格上げの背景としている。
ロジック並びにメモリ用ともに、微細や高機能化に伴う需要拡大により利益成長が続くと想定しているようだ。
第3四半期決算での上方修正期待の高まりを予想。
(T:3180) Bガレジ 2461 +386急騰し一時ストップ高。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は1.8億円で前年同期比10.8%増と2ケタ増益、上半期計画の1.7億円、同45.8%減を超過する形となっている。
6月以降はデジタル化の促進などで新規会員獲得数が急増し、EC売上高が大きく伸長した。
会社側では業績計画を据え置いているが、大幅な上振れも想定できる状況となっているようだ。
(T:4441) トビラシステムズ 1930 -149急反落。
前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は3.8億円で前年同期比18.1%増となった。
通期計画の4.7億円、前期比15.2%増は据え置いている。
上半期の前年同期比4.8%増から増益率も拡大。
ただ、前四半期比では減収減益となっているように、サプライズは限定的。
3月安値からは2倍の水準に上昇していること、バリュエーションの割高感から、出尽くし感が先行する流れに。
(T:3161) アゼアス 861 -74急反落。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は1億円で前年同期比35.8%増となり、上半期予想は従来の0.3億円から1.2億円に上方修正した。
新型コロナの世界的な感染拡大を受けて、防護服を中心とした感染対策用資材の需要が短期的に急拡大し、製品価格の上昇なども発生した。
ただ、コロナ対策関連として短期的な業績期待は高かったため、出尽くし感が先行する形となった。
なお、通期計画は従来予想を据え置き。
(T:3194) キリン堂HD 3015 +503ストップ高。
上場廃止を検討していることが分かったと一部で伝わっている。
米投資ファンドのベインキャピタルがTOBで全株式を取得し、完全子会社化する方式を検討しているもよう。
短期的な利益を追求せずに店舗運営の効率化などで事業価値を高めていくことを計画、大株主の創業家はTOBに応じる見通しとされている。
買収額は時価総額を上回る見込みとされ、再編プレミアムを意識する動きが優勢になっている。
(T:4755) 楽天 1094 +79急反発。
政府は新型コロナ対策として9月末まで継続する予定だったイベント開催の制限を19日にも前倒しで緩和する検討に入ったと伝わっている。
5000人以内としている参加人数上限を1-2万人の規模へ修正する案を調整するようだ。
東北楽天ゴールデンイーグルスを擁する同社にとってのプラス材料となっている。
また、岡三証券が投資判断を「中立」から「強気」に格上げしていることも支援材料に。
(T:1433) ベステラ 1100 +114急騰。
前日に上半期の決算を発表している。
営業利益は0.1億円で前年同期比92.6%減益となり、第1四半期に続いて収益は低迷する形になっている。
一方、未定としていた通期予想を公表、営業利益は1.2億円で前期比28.8%増益としている。
プラント解体業界の環境も徐々に正常化に向かいつつあり、受注残高や工事案件の引き合いの状況は順調に回復してきているようだ。
増益見通し公表で買い安心感が高まる展開に。