[フランクフルト 5日 ロイター] - ドイツの金融大手、コメルツ銀行 (DE:CBKG)は5日、第3・四半期の赤字転落を発表した。
通年の赤字予想も維持した。
第3・四半期は、200支店の閉鎖や従業員数百人に対する早期退職勧告などのリストラ費用2億0100万ユーロ(2億3590万ドル)を計上した。
新型コロナ関連を中心とした貸倒引当金は2億7200万ユーロで、前年同期の1億1400万ユーロから増加した。アナリスト予想は下回った。
純損失は6900万ユーロで、前年同期の2億9700万ユーロの黒字から赤字に転換した。同行のウェブサイトによると、コンセンサス予想は6200万ユーロの赤字だった。
同行は、全面的な業務見直しの一環として人員削減や支店の閉鎖、海外業務の合理化を検討している。主要株主のサーベラスは、改革実施を迫っている。
同行は現在トップ不在の状態で、1月に新CEOが就任した後に新たな戦略を決定する予定。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20201105T085338+0000