本日のマザーズ市場では、前日に続き押し目買いの動きが優勢となった。
前日の米国市場では世界的な新型コロナウイルス再拡大を受けてNYダウが小反落する一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は2%高と3日ぶりに反発。
本日の東京市場でも「ウィズコロナ」関連とされるグロース(成長)株に投資資金が向かい、新興ハイテク株中心のマザーズ指数は堅調な展開となった。
ただ、日経平均が後場に一時マイナスへ転じると、マザーズ指数も上げ幅を縮める場面があった。
なお、マザーズ指数は続伸、売買代金は概算で2058.71億円。
騰落数は、値上がり149銘柄、値下がり171銘柄、変わらず10銘柄となった。
個別では、AI-OCR(人工知能を用いた光学文字認識)サービスのAIinside (T:4488)が買い気配のままストップ高比例配分となり、時価総額でマザーズ4位に浮上。
上期決算は大幅な増収増益で、通期予想についても上方修正したことが好感された。
その他の決算発表銘柄では第1四半期大幅増収のフリー (T:4478)が8%の上昇となり、前期業績を上方修正したMTG (T:7806)はストップ高比例配分。
また、時価総額上位ではメルカリ (T:4385)やラクス (T:3923)が堅調で、売買代金上位ではネットショップ作成支援のBASE (T:4477)などが買われた。
一方、時価総額上位の弁護士コム (T:6027)は軟調で、売買代金上位では直近上場したグルメサイトのRetty (T:7356)などが売られた。