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Iスペース Research Memo(5):財務内容は健全性を維持、手元キャッシュは従来以上に株主に還元していく意向

発行済 2020-12-14 15:05
更新済 2020-12-14 15:21
© Reuters.  Iスペース Research Memo(5):財務内容は健全性を維持、手元キャッシュは従来以上に株主に還元していく意向
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■業績動向3. 財務状況と経営指標インタースペース (T:2122)の2020年9月期の総資産は前期末比147百万円増加の9,239百万円となった。

主な増減要因を見ると、流動資産では売掛金が47百万円増加した一方で現金及び預金が55百万円減少した。

また、固定資産では有形固定資産が68百万円、投資その他資産が49百万円それぞれ減少した一方で、ユナイトプロジェクトの子会社化に伴い、のれんを257百万円(10年均等償却)計上したことが増加要因となっている。

負債合計は前期末比9百万円増加の4,117百万円となった。

流動負債で買掛金が253百万円増加し、未払法人税等が191百万円減少した。

また、純資産は同138百万円増加の5,121百万円となった。

親会社株主に帰属する当期純利益258百万円の計上と、配当金の支出115百万円により、利益剰余金が143百万円増加したことによる。

経営指標を見ると、自己資本比率が前期末の54.8%から55.4%と若干上昇し、無借金経営で手元キャッシュも40億円を上回っていることから、財務の健全性は高いと判断される。

なお、今後も良いM&A案件があれば検討を進めていくが、投資額としては数億円程度と手元キャッシュで賄える範囲での投資であると考えている。

また、事業運営費用として必要となるキャッシュに対して、現状はやや積み上がり過ぎた水準にあり、今後は株主還元にも前向きに充当していくものと思われる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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