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今週のマーケット展望「テクニカル的な過熱感は完全に払しょく」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)

発行済 2020-12-21 10:59
更新済 2020-12-21 11:21
© Reuters.  今週のマーケット展望「テクニカル的な過熱感は完全に払しょく」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)
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皆さま、こんにちは、フィスコマーケットレポーター山崎みほの「マネックス証券の気になるレポート」です。

先週はGo Toキャンペーンの一時停止も決まり、コロナの厳しい状況が続いていますね。

私も、初めて帰省しない年末年始を迎えることになりそうですが、家で何をして過ごそうか楽しみながら考えたいと思います。

いま気を引き締めることで、来年の今頃は何も気にせず過ごせるようになると良いですね!さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、12月21日に配信されました。

そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

まず広木さんは、日本株相場について『11月の記録的な急騰の後、12月に入ると2万7000円の大台を目前にして足踏みが続いている。

上値が重いともみえるが、一方、押し目買いで下値も堅い。

日経平均のチャートを見ると、横一線、真一文字に横ばい推移である』と伝えています。

さらに、『日経平均が横ばいでステイするなか、25日の移動平均は右肩上がりを続けて急接近。

乖離率はわずか1.3%にまで縮小した。

東証1部の騰落レシオ(25日ベース)は100とこちらもニュートラル』として、『日柄調整を経てテクニカル的な過熱感は完全に払しょくされている』と説明しています。

また、『東京証券取引所が17日に発表した12月第2週の投資部門別株式売買動向によると海外投資家は6週連続で買い越した。

買越額は2557億円と前の週(1599億円)から拡大した』として、『このところの物色動向を見ると、トヨタ、ソニー、任天堂といった日本を代表する大型株が活況であり、背後には腰の据わった外国人の買いが入っていることをうかがわせる』と見解を述べています。

今週の決算については、『週初の西松屋チェーン (T:7545)を皮切りに今週から小売りなどの3〜11月期決算発表が始まる』と言及。

『西松屋は今月初旬に今期3度目となる上方修正を発表したものの株価は下落している。

調整じゅうぶんなだけに決算発表を機に上昇トレンドに回帰できるか注目だ』としています。

加えて、『金曜日にはニトリHD (T:9843)の決算発表もある。

ニトリの株価も夏以降、典型的なボックス相場に入っている。

このあたりで抜け出すきっかけがほしいところだ』と分析しています。

新規公開では、『ウェルスナビ、交換できるくん、グローバルインフォメーションなど注目のIPOが今週もまだまだ続く』としています。

一方、『懸念材料はやはりコロナの感染拡大に歯止めがかからないことだ』として、『ロンドンおよびイングランド南東部の大半で全面的なロックダウンが20日から再び実施されることになった』と伝えています。

ただ、『一方、モデルナのワクチンも承認されるなど明るいニュースもあり、好悪材料は拮抗する。

妥結が遅れている米国の経済対策がクリスマス前にまとまってもおかしくはないので、サプライズはアップサイド・リスクのほうが大きく、売り方は慎重になるので、底堅い展開が続くだろう』と広木さんはみているようです。

まとめると、『テクニカルな過熱感は和らぎ、外国人の買いも確認される。

年末ラリーへの準備は万端整ったと言えるだろう。

海外勢のクリスマス休暇明けから今年は「掉尾(とうび)の一振」が期待できそうだ』ということです。

最後に、『今週の予想レンジは2万6500円〜2万7200円』としています。

参考にしてみてくださいね。

山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。

レポート発行人との見解とは異なる場合があります。

詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコマーケットレポーター 山崎みほ

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