40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

英CVCが東芝に買収提案、2兆円規模 外資規制の対象

発行済 2021-04-07 13:00
更新済 2021-04-07 13:09
© Reuters. 英CVCが東芝に買収提案、2兆円規模 外資規制の対象

[東京 7日 ロイター] - 英プライベートエクイティ(PE)企業のCVCキャピタル・パートナーズが東芝に買収提案したことが分かった。買収額は2兆円超とみられる。東芝は7日、「昨日、初期提案を受領した」とコメントを発表。詳細情報を求め、慎重に検討するとしている。加藤勝信官房長官は、重要なインフラに関わる事業を行う日本企業の買収は、外為法に基づく外資規制の対象になるとの認識を示した。

関係筋によると、CVCは東芝と今後、条件交渉を始め、当局を含めて合意できれば株式公開買い付け(TOB)を通じた非公開化を検討する。アクティビストとの対立が続く東芝は、非公開化を通じて経営判断を速める狙いがあるもよう。

東芝の時価総額は6日時点で約1兆7400億円。CVCは足元の株価の3割程度の上乗せ幅を提示し、買収額は2兆円を超えるとみられる。

国内メディアによると、車谷暢昭社長兼最高経営責任者(CEO)は7日朝、記者団に対し「提案は来ている。これから取締役会で議論する」と話した。

車谷CEOは元三井住友銀行副頭取で、18年に東芝の会長兼CEOに就任。CVCの日本法人で会長兼共同代表も歴任した。

加藤官房長官は7日午前、この買収提案に関連して「外為法に基づく手続きが必要になる」との認識を示し、「海外投資家の属性に関わらず、わが国の経済、社会にとって重要な事業については事業を安定的に継続できる経営体制が構築、維持されることが重要と考えている」と語った。

東芝は、不正会計問題や米原発子会社の巨額損失で経営危機に陥ったことを受けて17年に6000億円の第三者割当増資を実施し、アクティビストの保有比率が高まった。アクティビストとは、株主総会の運営などの企業統治(コーポレートガバナンス)や資本政策を巡り意見が対立していた。

東芝株は7日、この報道を受けて、4530円でストップ高買い気配となっている。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます