キンバリー・クラーク（KMB）株は、バンク・オブ・アメリカによる格上げ評価を受け、木曜日の取引開始時に値上がりした。
同行の金融アナリストは、KMB株の推奨を従来の「アンダーパフォーム」から「買い」に変更し、目標株価を115ドルから160ドルに引き上げた。
アナリストは、「KMBの販売台数は、2年連続の減少を経て、第1四半期にプラスに転じたことから、2024年3月のインベスター・デイで発表された同社の戦略計画と一致し、持続的な改善期が始まっていると考えている」と述べている。
バンク・オブ・アメリカは現在、消費財・衛生用品メーカーである同社が、パルプやエネルギーといった原材料の変動コストへの依存を減らす努力をすることで、利益率がより安定的に上昇すると予想している。
加えて、同社は特に高級品カテゴリーで市場シェアを拡大し、「標準品カテゴリーでは他ブランドからの顧客を引きつけることができる」とアナリストは指摘する。バンク・オブ・アメリカはまた、キンバリー・クラークが新製品を生み出し続けることで、主要セグメントにおいて市場全体の成長率に見合うか、それを上回るペースで売上を伸ばし、同業他社に匹敵する評価倍率を達成すると予想している。
バンク・オブ・アメリカは、2023年12月にキンバリー・クラークのレーティングを「アンダーパフォーム」に引き下げた前回の決定について、同社の利益率が2023年第3四半期に35.8%と最高水準に達したという前提によるものであったと言及した。それにもかかわらず、同社の利益率は予想以上に急速に上昇し、2024年第1四半期には37.1%に達した。
キンバリー・クラークは現在、コスト削減策、販売費および一般管理費などの間接費のさらなる節約、サプライチェーンの効率化によって、2030年までに「最低でも」40％の利益率を実現すると予測している。
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