バークレイズは、第2四半期決算報告期間が近づく中、成功しているeコマース企業を引き続き支援するよう投資家に推奨している。
その中で、同投資会社は注目すべき企業として、Amazon.com Inc (AMZN)、MercadoLibre Inc (MELI)、eBay Inc (EBAY)を挙げている。
金融サービス大手であるバークレイズは、木曜日に発表した声明の中で、オンライン小売セクターのトレンドが変動しているにもかかわらず、これらの企業は他の企業よりも良い業績を上げる可能性が高いと指摘した。
バークレイズのアナリストは、オンライン小売と大手テクノロジー企業セクターの中でアマゾンを最有力候補としている。
同社は、アマゾンの第2四半期決算で、プライム加入顧客の増加や配送・物流効率の進化により、総売上高の大幅な増加や各分野でのシェア拡大が明らかになると予想している。また、テムやシェインと競合するアマゾンの新たなディスカウント・アウトレットも、下半期には総販売量を伸ばすと予想される。
さらにバークレイズは、アマゾン・ウェブ・サービス（AWS）は、基盤となるクラウドサービスや新たな人工知能トレーニング・タスクに対する需要の高まりにより、増収に転じると予測している。
バークレイズは、中南米を拠点とするメルカド・リブレ（MercadoLibre）を、財務報告の調整やアルゼンチンの通貨切り下げの影響にもかかわらず、オンライン小売分野での優位性と金融テクノロジー分野での存在感の高まりから、手ごわいプレーヤーと見ている。
第2四半期の総売上高は約119億ドルで、年間13％増、為替の影響を除くと78％増になると予測している。また、第2四半期の売上高は約47億1000万ドルで、前年同期比31％増を見込んでいる。
バークレイズは、イーベイについて、2024年には総売上高が安定または増加し、手数料率が上昇し、利益率が拡大すると予測している。同社は、イーベイの主要製品カテゴリーと対象地域への投資が成果を上げ始めており、総売上高は3年ぶりにプラス成長に転じると見ている。
バークレイズはまた、イーベイは近々行われる決算説明会で、アデヴィンタの株式売却による資金戦略を明らかにすると予想しており、これは同社の株価に好影響を与える可能性がある。
とはいえ、バークレイズは個人消費全般と広範な経済環境については慎重なスタンスを維持している。同社は、無店舗小売売上高の一貫性のないパターンと、様々な消費者セクターの弱点を観察している。
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