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クリレスHD Research Memo(4):事業環境の変化を見据え、今後の持続的成長に向けた活動にも取り組む

発行済 2021-10-22 15:14
更新済 2021-10-22 15:16
© Reuters.
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■主なトピックス

1. 新株式発行登録の実施
クリエイト・レストランツ・ホールディングス (T:3387)は、財務基盤の一層の拡充及び成長資金の確保を目的として、2021年7月19日付けで200億円を上限とする新株式発行登録(発行予定期間は1年間)を行った。
調達資金の使途は、1)アフターコロナを見据えたポートフォリオの見直しのための新規出店・業態変更・改装資金等、2)DX推進資金、3)長期借入金の返済(永久劣後ローンを含む)となっており、同日公表した中期経営計画(詳細は後述)の実現に向けた成長資金の調達として捉えることができる。


2. ソフトバンクとの業務提携
同社では、「DX推進」を今後の成長戦略の主要な柱と位置付け、DX推進室を立ち上げたが、2021年7月14日にはソフトバンク (T:9434)と飲食店のDXを目的としたパートナー契約を締結した。
これにより、1)AIによる売上予測と、それに基づく従業員のシフトや食材の発注量の最適化、2)One to Oneマーケティングを可能にする顧客データ基盤の構築、3)セルフオーダー・セルフ会計ソリューションの導入やロボット活用などによる店舗運営の省人化、4)RPAなどの活用によるバックオフィス業務の効率化などに取り組む方針である。


3. グループ合弁会社の設立
SFPホールディングスとの合弁により、グループの購買企画機能を担う新会社(株)CMDを設立した(2021年9月1日付け)。
グループ各社の購買の意思決定を一元化することにより、1)サプライチェーンマネジメントの強化、2)最良のサプライヤー・産地開拓を実行していくところに狙いがある。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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