[20日 ロイター] - 米保守派が多く利用するSNS(交流サイト)「パーラー」は20日、急拡大しているNFT(非代替性トークン)事業に進出すると発表した。
同社は「パーラーはNFTを通じたデジタル資産の強化に取り組み続ける。コミュニティーの構築と創造性の育成につながり、言論の自由と安全性に対する当社の関与が進む」とのコメントを出した。
NFTは主に暗号資産(仮想通貨)かドルで取引されるデジタル資産で、その範囲は画像から動画、テキストまで幅広い。メラニア・トランプ前米大統領夫人は先週、パーラーの音頭取りでNFTとブロックチェーン技術のベンチャーを立ち上げていた。
パーラーは2018年、フェイスブックやツイッターなど巨大プラットフォームに代わる自由な言論空間をうたって登場し、トランプ氏の支持者らから人気を集めた。しかし今年1月の同氏支持者による米連邦議会議事堂襲撃事件に際し、関連する暴力的コンテンツを取り締まらなかったとして、約1カ月にわたってアップルやグーグルの親会社アルファベットなどからアプリを削除された。