■業績動向
1. 2021年9月期の業績概要
学研ホールディングス (T:9470)の2021年9月期の連結業績は、売上高で前期比4.7%増の150,288百万円、営業利益で同22.9%増の6,239百万円、経常利益で同16.2%増の6,126百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同12.7%増の2,617百万円となり、売上高、営業利益、経常利益は会社計画を上回って着地した。
売上高は12期連続増収、営業利益は7期連続増益と着実に収益成長しており、売上高については24期ぶりの1,500億円台に、営業利益は29年ぶりの60億円台に回復した。
営業外収支が前期比で約3億円悪化したが、これは持分法による投資損失が同283百万円拡大したことが主因となっている。
また、親会社株主に帰属する当期純利益に関しては、実効税率が想定より高くなったことで会社計画を下回った。
営業利益で前期比1,164百万円の増益となった増減要因の内訳を見ると、増収に伴う売上総利益の増加で3,435百万円となり、委託作業費の増加985百万円、広告費の増加748百万円、人件費の増加451百万円等を吸収し、営業利益率も前期の3.5%から4.2%に上昇した。
また、事業セグメント別の営業利益を見ると、教育分野で1,935百万円の増益、医療福祉分野で297百万円の増益、その他で1,069百万円の減益となった。
その他の減益幅が大きくなっているのは、グループ全体のDX推進に伴うシステム投資や人件費の増加が要因だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
1. 2021年9月期の業績概要
学研ホールディングス (T:9470)の2021年9月期の連結業績は、売上高で前期比4.7%増の150,288百万円、営業利益で同22.9%増の6,239百万円、経常利益で同16.2%増の6,126百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同12.7%増の2,617百万円となり、売上高、営業利益、経常利益は会社計画を上回って着地した。
売上高は12期連続増収、営業利益は7期連続増益と着実に収益成長しており、売上高については24期ぶりの1,500億円台に、営業利益は29年ぶりの60億円台に回復した。
営業外収支が前期比で約3億円悪化したが、これは持分法による投資損失が同283百万円拡大したことが主因となっている。
また、親会社株主に帰属する当期純利益に関しては、実効税率が想定より高くなったことで会社計画を下回った。
営業利益で前期比1,164百万円の増益となった増減要因の内訳を見ると、増収に伴う売上総利益の増加で3,435百万円となり、委託作業費の増加985百万円、広告費の増加748百万円、人件費の増加451百万円等を吸収し、営業利益率も前期の3.5%から4.2%に上昇した。
また、事業セグメント別の営業利益を見ると、教育分野で1,935百万円の増益、医療福祉分野で297百万円の増益、その他で1,069百万円の減益となった。
その他の減益幅が大きくなっているのは、グループ全体のDX推進に伴うシステム投資や人件費の増加が要因だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)