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グローセル Research Memo(6):新商材「STREAL」事業の確立で中長期の成長を図る

発行済 2022-01-19 15:26
更新済 2022-01-19 15:31
© Reuters.
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■中長期成長戦略

1. 新中期経営計画のイメージ
グローセル (T:9995)は2019年5月に、2020年3月期−2022年3月期までの3ヶ年中期経営計画として、持続的成長可能な企業を目指す新中期経営計画「SSG 2021」を発表した。
この「SSG 2021」のネーミングは、「Semiconductor(半導体)とSensor(センサー)でGlobal(グローバル)にGrowth(成長)する」に由来している。
これまでの同社の主力商材であるSemiconductorに加えてSensorという新商材を中期経営計画に冠したことは、この新商材の成功に自信を深めている証左と言えるだろう。


(1) 事業取り組みの指針
下表のような3点を主たる事業指針として掲げている。


(2) 数値目標のイメージ
当初の「SSG 2021」の定量的目標は、2022年3月期に売上高912億円、営業利益16.1億円であったが、足元でコロナ禍の影響が発生したことから、それまでの目標を一旦白紙とした。
新中計ではルネサスの商流変更及び、前述の構造改革などを盛り込んだ新しい計画として、2024年3月期に売上高700億円、営業利益率2%、2025年3月期に売上高730億円、営業利益率3.0%をイメージしている。


この間の売上高構成比としては、2023年3月期のルネサス60%、H&CSB※33%、STREAL7%から2025年3月期にはルネサス53%、H&CSB35%、STREAL12%を目指す。
また同期間の粗利額構成比としては、2023年3月期のルネサス43%、H&CSB31%、STREAL26%から2025年3月期にはルネサス31%、H&CSB29%、STREAL40%を目指す。


※日立製品及び新規ビジネス品(Customer Satisfaction Business)

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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