[ドーハ 21日 ロイター] - イランとカタールは21日、航空、貿易、海運、メディアなどの分野での協力や査証(ビザ)免除で合意した。カタール首都ドーハを訪問したイランのライシ大統領は、アラブ湾岸諸国との関係改善にも期待感を示した。
イラン大統領として11年ぶりにカタールを訪問したライシ師は、カタールのタミム首長と共同で発言し、アラブ湾岸諸国間の協力関係は潜在的に発展の余地があると指摘。
「イランは地域的な収れんを目指しており、関係強化を求めている」と表明した。
カタールはイランと良好な関係を保っており、サウジアラビアなどアラブ諸国が2017年半ばにカタールとの国交を断絶した際もイランはカタールを支持した。断交は昨年撤回された。
タミム首相は、主要国がウィーンで開催しているイラン核合意再建に向けた協議について、好ましい結論が出るようカタールとしてできる限りの貢献をする用意があると表明した。