■今後の見通し
フォーバル (T:8275)の2022年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比0.4%増の50,000百万円、営業利益が同14.6%増の3,000百万円、経常利益が同20.8%増の3,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同39.9%増の1,900百万円と、堅調な増収と利益のV字回復を予想する(期初予想より変更なし)。
売上高に関しては、本来なら前年のコロナ禍からの回復を望み増収幅が大きくなるところだが、ハードウェア販売ビジネスからストック型ビジネスへのシフトを一段と加速するために、売上高の伸びは0.4%増と限定的となる。
顧客である中小企業は、コロナ禍の影響により在宅ワークやペーパーレス化などさらなるデジタル化が求められている。
同社としては、ストック型ビジネスであるアイコンサービス(及びその派生メニュー)の顧客数増加及び平均単価向上に注力したい考えだ。
一方で各利益に関しては2ケタの伸びを予想する。
ストック型サービスへのシフトが進めば、仕入れ原価が少ない事業特性のため、おのずと利益はついてくる。
第3四半期を終えて、通期売上高予想に対する進捗率は72.1%(前年同期は72.4%)と前期並み、通期当期純利益予想に対する進捗率も60.5%(前年同期は60.5%)と前期並みである。
弊社では、コロナ禍の継続(各地でのまん延防止等重点措置)や成果給支払いなど業績へのマイナス要因はあるものの、例年同社の業績が期末(第4四半期)偏重であること、2本柱の事業セグメント(フォーバルビジネスグループ、フォーバルテレコムビジネスグループ)が足元回復基調であること、エルコム等過去のM&Aのプラス効果が業績に加算されることなどから、2022年3月期の業績目標は十分達成可能であると考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
フォーバル (T:8275)の2022年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比0.4%増の50,000百万円、営業利益が同14.6%増の3,000百万円、経常利益が同20.8%増の3,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同39.9%増の1,900百万円と、堅調な増収と利益のV字回復を予想する(期初予想より変更なし)。
売上高に関しては、本来なら前年のコロナ禍からの回復を望み増収幅が大きくなるところだが、ハードウェア販売ビジネスからストック型ビジネスへのシフトを一段と加速するために、売上高の伸びは0.4%増と限定的となる。
顧客である中小企業は、コロナ禍の影響により在宅ワークやペーパーレス化などさらなるデジタル化が求められている。
同社としては、ストック型ビジネスであるアイコンサービス(及びその派生メニュー)の顧客数増加及び平均単価向上に注力したい考えだ。
一方で各利益に関しては2ケタの伸びを予想する。
ストック型サービスへのシフトが進めば、仕入れ原価が少ない事業特性のため、おのずと利益はついてくる。
第3四半期を終えて、通期売上高予想に対する進捗率は72.1%(前年同期は72.4%)と前期並み、通期当期純利益予想に対する進捗率も60.5%(前年同期は60.5%)と前期並みである。
弊社では、コロナ禍の継続(各地でのまん延防止等重点措置)や成果給支払いなど業績へのマイナス要因はあるものの、例年同社の業績が期末(第4四半期)偏重であること、2本柱の事業セグメント(フォーバルビジネスグループ、フォーバルテレコムビジネスグループ)が足元回復基調であること、エルコム等過去のM&Aのプラス効果が業績に加算されることなどから、2022年3月期の業績目標は十分達成可能であると考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)