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シナネンHD Research Memo(10):配当性向30%以上が目安

発行済 2022-07-21 15:30
更新済 2022-07-21 15:45
© Reuters.
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■株主還元策

シナネンホールディングス (TYO:8132)は、株主に対する利益還元を経営の最重要施策として位置付け、連結配当性向30%以上を目安に、安定的な配当を基本とした株主還元を実施していく方針である。
また、内部留保資金については、事業領域拡大の原資及び事業基盤強化に向けた設備投資等に充当していく予定である。
以上から、同社は2022年3月期の1株当たり配当金を75円とした。
また、2023年3月期の1株当たり配当金は75円を予定している。




■情報セキュリティ

各種規程の制定、規格の取得でリスクを低減
同社は、エネルギー事業に係るLPガス・都市ガスの消費者データ、及びガソリンスタンド利用者のカード決済用データに関する個人情報等を保有している。
これら個人情報等を保護するために、リスク・コンプライアンス委員会において、従業員等に向けた個人情報保護に関する教育プログラムの実施、生体認証システム及び暗号化等の情報セキュリティシステムの導入、各種規程の制定等を行っている。
さらに同社は、個人情報保護方針、個人情報保護規程を制定し、個人情報の取扱いに関するリスク低減に取り組んでおり、システム事業のミノスはプライバシーマーク認定事業所であるほか、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格である「ISO/IEC27001:2013・JISQ27001:2014」を取得している。
また、同社は、リモートワークの増加に伴う情報漏洩防止の観点から、セキュリティソフトの更改やネットワークの見直しを実施するなど、継続的に情報セキュリティ対策を実行している。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)


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