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城南進研 Research Memo(6):自己資本比率は2023年3月期以降は改善に向かう見通し

発行済 2022-08-23 15:26
更新済 2022-08-23 15:30
© Reuters.
4720
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■業績の動向

3. 城南進学研究社 (TYO:4720)の財務状況
2022年3月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比447百万円減少の5,436百万円となった。
主な変動要因を見ると、流動資産では現金及び預金が286百万円増加した。
固定資産については収益構造改革の実施により、有形固定資産が63百万円、のれんが427百万円、投資有価証券が99百万円それぞれ減少した。
のれんについては一部の連結子会社分について一括償却したことにより、期末残高で55百万円まで減少している。


負債合計は前期末比278百万円増加の3,326百万円となった。
資産除去債務が114百万円、未払法人税等が65百万円、契約負債が58百万円それぞれ増加したことによる。
純資産合計は前期末比725百万円減少の2,109百万円となった。
その他有価証券評価差額金が46百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失636百万円を計上したほか、自己株式取得96百万円、配当金支払額43百万円を実施したこと等による。


経営指標を見ると、自己資本比率は前期末の48.2%から38.8%に低下し、有利子負債比率は同30.7%から42.2%に上昇した。
収益構造改革に伴う減損損失の計上により純資産が減少したことが主因となっている。
キャッシュ・フローの状況を見ると、営業キャッシュ・フローは4期ぶりにプラスに転じるなど、期間収益については回復に転じており、2023年3月期以降、業績が再度悪化するようなことが無ければ、財務状況も2022年3月期末を底にして改善に向かうものと予想される。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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