[6日 ロイター] - 中国当局は不動産開発会社の借り入れを規制する「3つのレッドライン」と呼ばれる政策の緩和を検討している。ブルームバーグ・ニュースが6日報じた。
同政策は2020年8月に導入された。不動産開発業者の新規の資金調達を制限し、過度の借り入れを抑制することが狙い。
負債に対する現金保有、資産と負債、自己資本と負債の比率に一定の基準を設けた。
報道によると、規制当局は負債の上限を緩和して借り入れの拡大を認めたり、目標を達成するまでの期間を延ばしたりする可能性がある。6月末の期限を少なくとも半年間先送りすることもあり得るという。
企業がレッドラインをいくつ満たすかによって債務の増加に対する制限を緩める。3つの基準を全て満たした企業は借り入れ上限が緩和される。