[上海 14日 ロイター] - 英資産運用大手シュローダーは、中国国内で全額出資の投資信託部門を設立するための認可を当局から獲得した。中国政府は金融部門の対外開放を加速させている。
中国では米資産運用大手のニューバーガー・バーマンが先月、投資信託事業を開業し、フィデリティ・インターナショナルも投資信託を取り扱う認可を得た。当局はまた、カナダのマニュライフ・ファイナンシャルが中国の投資信託合弁事業を完全子会社化することを許可した。
シュローダーは既に中国で投資信託と富裕層向け資産運用のそれぞれで合弁事業を展開していた。中国証券監督管理委員会からは13日に承認を得た。
中国は2019年、3兆7000億ドル規模の投資信託業界における外資出資比率の上限を撤廃し、ブラックロックが外資系資産運用会社として初めて、全額出資の投資信託事業を開設した。