[ベルリン 16日 ロイター] - ドイツのランブレヒト国防相が16日、辞意を表明し、政府報道官によるとショルツ首相は辞表を受理した。
ドイツが、ウクライナへの国際的な軍事支援の強化を承認するよう圧力を受ける中、国防相としての資質を疑問視する見方が出ていた。
ランブレヒト氏は、ロシアのウクライナ侵攻を受け1000億ユーロの特別基金が認められたにもかかわらず、ドイツ連邦軍の早期増強に失敗したと批判されていた。
ドイツメディアは、後任候補として、社会民主党(SPD)党首のラース・クリングベイル氏、ハイル労働社会相などの名前を挙げている。
政府筋によると、ショルツ首相が16日中に後任を発表するかは不明。しかし、オースティン米国防長官がウクライナ支援を協議するため19日にベルリンを訪問することになっており、早期に後任を決める必要がある。