[バルセロナ 27日 ロイター] - 米ネットワーク機器大手シスコは27日、ドイツ自動車大手メルセデス・ベンツと提携し、車両のダッシュボードに会議ツール「Webex」を追加すると発表した。自動車のモバイルオフィス化を目指すもので、搭載車は数週間以内にディーラーに届くという。
2024年モデルの「Eクラス」にWi-Fi(無線LAN)とセルラーデータ接続が装備される。ドライバーはモバイルフォンなしに、Webexアプリをダウンロードすることで車両のインフォテインメントシステムのタッチスクリーンに直接表示できるようになる。
安全対策として、ユーザーは車両が動いている時は音声のみ使用可能。駐車している際はビデオ会議など全ての機能を使用できる。
シスコは今週バルセロナで開催される通信関連イベントMWCでその他提携を発表する。サムスンのフラッグシップ機へのWebex搭載などが予定されている。