コニシ (TOKYO:4956)は、「ボンド」ブランドで知られる国内トップクラスの接着剤・シーリング材メーカーである。
一般家庭用が有名であるが、産業用、住宅・建材用、建築・土木用と幅広い製品を揃えており、主たる市場は住宅・建築・土木関連である。
2015年3月期の業績は、売上高115,788百万円(前期比2.6%増)、営業利益5,312百万円(同18.0%減)、経常利益5,464百万円(同18.5%減)、当期純利益3,045百万円(同18.6%減)となった。
前期比では減益であったが、中間期時点で下方修正した予想数値を上回る結果となった。
前半は消費税導入の影響を受けて苦戦したが、後半はかなり健闘した決算であったと言える。
2016年3月期の業績見通しは、売上高121,000百万円(前期比4.5%増)、営業利益5,970百万円(同12.4%増)、経常利益6,040百万円(同10.5%増)、当期純利益3,800百万円(同24.8%増)が予想されている。
住宅向けを中心に各業種向けで回復が見込まれ、増収・増益が見込まれている。
新しい中期経営計画(3ヶ年)が発表された。
数値目標は2018年3月期に売上高136,000百万円(2015年3月期比17.5%増)、経常利益7,400百万円(同35.4%増)、経常利益率5.4%(同4.7%)、ROE8.0%(同6.7%)となっており、売上高、経常利益ともに過去最高を目指している。
また配当性向の改善も検討される可能性もあり、利益水準によって増配の可能性もありそうだ。
■Check Point ・15年3月期は増収減益、下半期は予想を上回る ・各事業とも堅調で16年3月期は増収増益を見込む ・成長の継続を目標にした新中期経営計画を策定 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
一般家庭用が有名であるが、産業用、住宅・建材用、建築・土木用と幅広い製品を揃えており、主たる市場は住宅・建築・土木関連である。
2015年3月期の業績は、売上高115,788百万円(前期比2.6%増)、営業利益5,312百万円(同18.0%減)、経常利益5,464百万円(同18.5%減)、当期純利益3,045百万円(同18.6%減)となった。
前期比では減益であったが、中間期時点で下方修正した予想数値を上回る結果となった。
前半は消費税導入の影響を受けて苦戦したが、後半はかなり健闘した決算であったと言える。
2016年3月期の業績見通しは、売上高121,000百万円(前期比4.5%増)、営業利益5,970百万円(同12.4%増)、経常利益6,040百万円(同10.5%増)、当期純利益3,800百万円(同24.8%増)が予想されている。
住宅向けを中心に各業種向けで回復が見込まれ、増収・増益が見込まれている。
新しい中期経営計画(3ヶ年)が発表された。
数値目標は2018年3月期に売上高136,000百万円(2015年3月期比17.5%増)、経常利益7,400百万円(同35.4%増)、経常利益率5.4%(同4.7%)、ROE8.0%(同6.7%)となっており、売上高、経常利益ともに過去最高を目指している。
また配当性向の改善も検討される可能性もあり、利益水準によって増配の可能性もありそうだ。
■Check Point ・15年3月期は増収減益、下半期は予想を上回る ・各事業とも堅調で16年3月期は増収増益を見込む ・成長の継続を目標にした新中期経営計画を策定 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)