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SI Research Memo(8):新規開発投資により営業減益となるが、売上高は2ケタ増収に転じる見通し

発行済 2023-05-31 13:48
更新済 2023-05-31 14:00
© Reuters.
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*13:48JST SI Research Memo(8):新規開発投資により営業減益となるが、売上高は2ケタ増収に転じる見通し ■今後の見通し

1. 2024年2月期業績の見通し
システムインテグレータ (TYO:3826)の2024年2月期の業績は売上高で前期比11.5%増の5,000百万円、営業利益で同3.6%減の392百万円、経常利益で同4.4%減の398百万円、当期純利益で同20.0%増の336百万円となる見通し。
売上高はすべての事業セグメントで増収を見込んでいる。
営業利益で減益となるのは、新規製品開発のため研究開発費を1億円強計上することが主因だ(前期の研究開発費は28百万円)。
また、当期純利益に関しては投資有価証券売却益を計上する予定のため、増益に転じる見通しとなっている。


2024年2月期の注力テーマとして、新規顧客開拓力の強化、開発エンジニアの確保と早期戦力化、インキュベーション事業の収益化(AI事業やその他新規事業)、将来の収益柱となりうる新規主力事業の創出の4点を掲げている。
人材投資については、2023年4月に新卒社員15名(前年比8名減)、中途採用で20名程度の採用を予定しており、早期育成プログラムの導入により従来よりも短期間で戦力化を図る。
福岡支社やベトナム子会社の採用も順調に進んでいるもようである。


なお、開発中の新製品は企業の業務効率向上に寄与するサービスとなるようで、2022年から開発に着手し2024年以降、機能ごと、段階的にSaaSモデルで提供する予定だ。
このため、研究開発費のピークは2024年2月期になると見込まれる。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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