[東京 9日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングは9日、シャープの長期発行体格付けを「BB-」から「B+」に1段階引き下げ、アウトルックを「ネガティブ」としたと発表した。短期格付けは「B」に据え置いた。
S&Pは、シャープについて大型液晶パネル事業が再び事業ポートフォリオに加わったことで短期的に収益力が大きく悪化したほか、今後の収益力も潜在的に変動性が高まると指摘。キャッシュフローの回復も緩やかなものにとどまるとして、主要キャッシュフロー指標は大きく悪化した状態が今後1─2年続くとみている。