[チューリヒ 15日 ロイター] - 米ベイン・キャピタル・プライベート・エクイティは15日、スイスのIT(情報技術)サービス企業ソフトウエアワンに29億スイスフラン(32億1000万ドル)相当の買収を提案したと明らかにした。
ソフトウエアワンの取締役会は、ベインの提案は自社を「大幅に過小評価」しており、自社や大半の株主にとって最善の利益ではないと表明した。
ベインは、ソフトウエアワンを非公開化に向け同社株1株当たり現金18.50フランでの買収を提案。買収条件は、同社に提示した5月31日の終値を33%上回る。
ソフトウエアワン株の14日終値は15.17フラン。15日の寄り前取引で19.8%上昇している。
ソフトウエアワンは、企業がマイクロソフトやアドビなどのソフトウエア購入を支援するサービスを提供。2019年にスイス証券取引所に上場した。
ベインは、提案はソフトウエアワン株を合計29.1%保有する創業株主らの支持を得ていると述べた。