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エレマテック Research Memo(8):2024年3月期は前期の反動でAutomotive以外は減収見込み

発行済 2023-06-16 12:28
更新済 2023-06-16 12:31
© Reuters.
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*12:28JST エレマテック Research Memo(8):2024年3月期は前期の反動でAutomotive以外は減収見込み ■今後の見通し

● 2024年3月期の業績見通し
(1) 損益見通し
エレマテック (TYO:2715)の2024年3月期は、売上高233,500百万円(前期比2.6%減)、営業利益10,600百万円(同12.1%減)、経常利益10,300百万円(同7.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益7,250百万円(同5.8%減)を見込んでいる。
Automotiveは引き続き堅調に推移すると予想されるが、Digital ElectronicsとBroad Marketは一部製品で客先での在庫が積み上がっている可能性があることから、販売減を予想しており減収の見込み。
さらに平均為替レートについても、通年で130.00円(前期は135.50円)と若干の円高を想定していることから、全体の売上高は減収を見込んでいる。


(2) マーケット別売上高予想
マーケット別では、Digital Electronicsは92,249百万円(前期比10,747百万円減、同10.4%減)が予想されている。
ゲーム機を中心としたTOY、ホビーは引き続き出荷増が期待できることから2,447百万円の増収予想。
一方で、液晶、タッチパネル、バックライトは在庫調整が予想され9,041百万円の減収を見込む。
またモバイル端末向けも納入先顧客の端末販売が低調であることから、2,176百万円減を見込んでいる。


Automotiveは、新規案件獲得に加えて自動車生産が堅調に推移すると予想されることから45,316百万円(同8,663百万円増、同23.6%増)の予想となっている。


Broad Marketは95,934百万円(同4,189百万円減、同4.2%減)が見込まれている。
前期好調だったドライブレコーダーが客先で内製化が進む予定で大幅減収が予想されることなどからアフターマーケットは9,981百万円減を見込んでいる。
一方で、医療機器は1,521百万円増、住宅設備は1,382百万円増が予想されている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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