[18日 ロイター] - 3月に経営破綻した米シリコンバレー銀行(SVB)の持ち株会社SVBファイナンシャル・グループは18日、投資銀行部門のSVBセキュリティーズを同部門トップが率いるグループに売却することで合意したと発表した。
SVBセキュリティーズのジェフ・リーリンク最高経営責任者(CEO)が率い、バウポスト・グループが運用するファンドの支援を受けるグループが現金、会社間の債券返済、5%のエクイティ証券を組み合わせて同部門を買収する。
調査部門のモフェットネイサンソンは今回の取引には含まれず、SVBファイナンシャルに残る。
SVBキャピタルや他の資産については、引き続き戦略的選択肢を検討するという。
経営破綻して米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に入ったシリコンバレー銀行の預金や融資債権は、米地銀ファースト・シチズンズ・バンクシェアーズが取得することで3月に合意。FDICは残る約900億ドルの証券の売却を目指す。