[27日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム傘下の自動運転技術会社ズークスが従業員を約16%増員したことが幹部の話で明らかになった。資金調達環境が厳しくなり、大手の撤退が相次ぐ中でも同社は自動運転車の公道試験に力を入れている。
同社はネバダ州当局から許可を取得したのに続き、今月16日以降、ラスベガスで自動運転タクシー(ロボタクシー)の公道試験を強化している。
最高技術責任者(CTO)のジェシー・レビンソン氏はロイターに、ズークスの従業員数が年初の1900人から約2200人に増えたと明らかにした。
業界全体では資金を調達しづらい環境や景気の不透明感が完全自動運転車開発の阻害要因となっている。
米フォード・モーターと独フォルクスワーゲン(VW)は昨年秋、共同出資していた自動運転技術会社アルゴAIを清算し、運転支援システムに注力すると発表していた。
アルファベット の自動運転技術部門ウェイモは今年第2弾の人員削減で137人を削減した。