[上海 29日 ロイター] - 中国のメモリー半導体メーカー、長江存儲科技(YMTC)の陳南翔会長は29日、世界の半導体産業は激動の時代にあり、地政学や一部の国の国家安全保障上の懸念がグローバル化の脅威になっていると述べた。
上海で開幕した半導体関連の展示会「セミコン・チャイナ」の開会式典で述べた。
陳氏は、こうした現状を踏まえると、世界の半導体産業が2030年までに売上高1兆ドルを達成するという以前の予測を実現できるか疑問が生じると述べた。
米政府は昨年、米国の技術が流用される恐れがあるとして、YMTCなどの中国企業を事実上の禁輸リストに追加すると発表。YMTCは米国のサプライヤーから製品を調達する際に特別な許可が必要となった。