[東京 20日 ロイター] - インバウンド(訪日客)関連株の一角が堅調に推移している。前日の引け後に日本政府観光局(JNTO)が発表した6月の訪日外国人客数でインバウンドの回復基調が確認されたことが手掛かり。日本航空やANAホールディングスがそれぞれ1%超高となるなど、朝方から空運株に買いが入っている。
JNTOが19日発表した6月の訪日外国人客数は前月の189万8900人から増加し、207万3300人(推計)となり、20年2月以降で初めて200万人を突破した。国・地域別では、中国は19年比で76.3%減。日本行き団体旅行やパッケージツアーの販売禁止措置が続いているものの、減少率は縮小傾向にある。直行便数も前年比で回復傾向だという。