[ニューヨーク 9日 ロイター] - 経営破綻した米トラック運送大手イエローは9日、計画していたプライベートエクイティ会社アポロ・グローバル・マネジメントからの1億4250万ドルの借り入れについて、裁判所に承認を求めず、他社からの借り入れを検討する方針を示した。
同社の弁護士が破産裁判所で明らかにした。
イエロー株の41%を保有する投資会社MFNパートナーズと、同業のエステーツ・エクスプレス・ラインズからそれぞれ同規模の融資の申し出があったという。
イエローは現在、両社の申し出を検討中。アポロの融資には高水準の手数料、90日以内の資産売却のほか、部分的な資産売却に対する拒否権といったイエローにとって望ましくない条件が付いているという。
イエローはどの企業から融資を受けるかについて11日に裁判所でさらに詳細を明らかにする計画。破産裁判所の判事は競争がより良い融資条件につながることを期待すると述べた。
同社は6日、米連邦破産法第11条の適用を申請。合併に伴う多額の負債を抱えていた。