アウトソーシング (TOKYO:2427)は3日、連結子会社のIOD(株)が米軍基地内施設において人材サービスを1日より開始したと発表した。 同社グループは、国内大手メーカーの研究・開発から、実験・評価、量産工程に至るまでの幅広い分野へ生産アウトソーシングサービスを提供している。
2014年12月期は売上高・各利益ともに過去最高を更新するなど、業績は好調に推移。
しかしながら、主要顧客が国内メーカーであるため、景気減速や自然災害等により減産に向かう局面では、人材サービス事業は大きな影響を受けやすい。
そのため、同社は景気変動の影響を受けにくい事業への進出とその比率を高めて、業績の平準化を図りながら成長していくことを目指している。
今年3月に設立したIOD(株)は、米軍基地内施設への人材サービスを主軸とする会社で、沖縄県の嘉手納米軍基地において300名規模の受注を獲得した。
国内米軍基地内施設は約4万人のアウトソーシング市場であり、今後、嘉手納米軍基地内施設をはじめ、岩国、横田、横須賀、座間等の国内米軍基地内施設への受注獲得を目指していく。
さらに並行して、日本以外の環太平洋地域の同施設への展開にも取組んでいく。
アウトソーシング (TOKYO:2427)は2015年12月通期の連結業績予想で、売上高で前期比24.5％増の740.00億円、営業利益で同54.2％増の31.00億円と大幅な増収増益を見込んでいる。