[北京 28日 ロイター] - 中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)が28日発表した上半期決算は、純利益が109億5000万元(15億ドル)で、前年同期比204.7%増加した。売上高は72.7%増の2601億2000万元。
ロイターが計算したところでは、第2・四半期純利益は144.7%増の68億2000万元。増益率は第1・四半期を下回った。ただ第2・四半期としては過去2番目の高水準で、BYDが示していた見通し(63億7000万─75億7000万元)の範囲内だった。
中国の自動車市場は価格競争が激化し、需要も鈍化しているが、BYDは国内シェア首位の座を守り続けている。「ダイナスティ」や「オーシャン」の人気を背景に、7月の販売台数は過去最高を記録した。
中国汽車工業協会によると、BYDの上半期の完全電動車(BEV)販売台数は61万2425台で、このうち海外輸出向けは10%だった。